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気心の知れたチームだからできること。制作チーム座談会(後編)
気心の知れたチームだからできること。制作チーム座談会(後編)
2024.06.12
ー チーム外の人との関係ができてきた、というお話の通り、制作チームのデスクにたくさんのメンバーが相談しにきている姿をよく見ますね。
N.Fアカウントコンサルティング部の方からは比較サイトの制作依頼をもらって一緒にお仕事を進めています。どういう風に運用したいのかとか、部内でテストした結果とかフィードバックしてくださって、修正はここはこういう理由でこういう風にしたいです、とか細かく話してくださったり直接要望を言ってくださるので、良いコミュニケーションが取れていると思っています!
N.I業務上であまり関わりのない方とのコミュニケーションで言うと、韓国アイドルが好きっていう趣味が合うメンバーと、終業後にフリースペースでアイドルのオーディション番組を一緒に見たりとか、そんな趣味繋がりで仲良くする方は増えてるかもです。(笑)
ー デザインって社内の営業担当をはじめ、いろんな人からいろんな要望が来て大変なイメージもあるんですけど、フォースリーではどうですか?やりやすいとか、逆にやりづらいとか、感じる部分はありますか。
N.Fクライアント案件の場合は社内の担当がすぐ確認してくれたり、私の知識不足でこれってどういう意味ですか?みたいな認識の齟齬があったらうまく先方に伝えてくれたり、私にもわかるように説明してくれたりします。
あとは桑原先生が(笑)専門的な話になったら入ってくださったり調整してくださって融通を利かせてもらえるのでそのへんはすごくありがたいなって思います。
桑原技術的な面でできるかできないかの判断に関しては私ができるし、できるのであればどうやってやったらいいか、みたいなこともだいたいは想像がつくので、そこでできるできないとか納期これぐらいとかっていう判断は私がする感じです。それがあった上でやりづらくないのであれば、まあうまくいってるのかなと思ってます。
ー なるほど。平野さんは東京オフィスのメンバーとチャットやオンライン上でのやり取りが多いと思いますが、仕事のやりやすさ、やりづらさなどはありますか?
平野やりづらさはあんまり感じないんですけど、東京の方々からの依頼で共通して言えるのが「いい感じで!」っていうのが結構多くて、その「いい感じに」をどう表現しようかなって考えるのは最初ちょっと悩ましいと思っていました。 私も長く対応してきたことで、「いい感じ」が分かってきたんでいい感じにやれるようになって(笑)。今はそんなにやりづらさはないですね。
ー これは皆さん似たような感じなんですかね。
N.I私はまだ経験が足りておらず、いい感じを探るのに苦戦しており…。その度に桑原さんや平野さんに相談させていただきながら対応してます。
ー 専門的な知識がないメンバーからすると、デザインのことは何が正解か分からないので、「いい感じに」で依頼しちゃうことがありますよね…
桑原これ、私がこれまで1人でやってきた中で「いい感じにやって」という依頼をだいたい良い感じにして返してしまっていたので、それで各部署からの依頼がそうなってしまったという面があるので、良くなかったなと。
平野でも逆に、そっちの方が自由に作って提案できるのでありがたかったりします。これはこうしてとか、決められてない方がいいかも。
ー なるほど。ありがとうございます!
ここまでのお話の中で触れてもらったところもあると思いますが、改めてデザインの仕事に取り組む上で大切にしていること、どんなことを意識して取り組んでいるかについてお話しいただきたいと思います。
桑原デザインの仕事に取り組む上で大切にしてることは、目的をぶらさないこと。
デザインというのは人の行動をコントロールするためにやる仕事と考えていて、「ここに注目してほしい」「このボタンを押してほしい」「ここは見てほしくない」とか、そういう行動をコントロールするものなので、目的がぶれると見た目だけはよくても目的を果たさないものになってしまうと思うので、目的をぶらさないことが一番大事だと思っています。
N.F私も実は同じことを考えていました。
私が「目的を見失わないようにしよう」と意識したきっかけは、11月くらいに初めてクライアントのLPを任せてもらった時です。結構なボリュームだったので作ってるうちにかなり迷走を繰り返してしまったのですが、そのときに目的に立ち戻って、それを見失わないだけでもしっかりしたものが作れるようになるんじゃないかなと思いました。依頼が来た時とかに、どういう意図でこの制作物が必要になるのかっていうところを皆さん伝えてくださるので、そこは相違がでないようにして。後はコミュニケーションも大事にしています。
主に社内のやり取りなんですが、結構チャットでのやりとりが多かったりするので。丁寧なやり取りで進めようっていう風に意識をしています。
平野私が大切にしているのは、さっき冒頭で伝えたようにコミュニケーションのところと、もう1つはLP制作において、全体的なストーリー性とトンマナは大事にしようと思ってデザインしています。ストーリー構成で言うと、一度作成したものをあたらめて最初から見直した際に、話がちゃんとつながっているか、引っ掛かるところっがないかを意識するようにしています。
N.I私は主に2つあって、大事にしていることの1つは客観的な意見をきちんと取り込むことです。
皆さんの『目的をぶらさない』ということの言い換えかもしれないですが、どうしても1人で作っていると視野が狭くなりがちで、思考回路が凝り固まったまま制作していると目的がずれてしまうということもあったりするので。第三者の客観的な意見を取り入れることによって、私が思いつかなかったりリサーチしきれなかったデザインを知れたりするので、すごく大事にしています。
また、最近は提案力を鍛えたいと考えています。例えばLPの制作依頼の際にはワイヤーという大まかな指示書をいただくのですが、私は入社した当初、ワイヤーの通りに作ってしまうことがありました。それだとワイヤーの内容以上の価値が作れないので、依頼者の予想を超えた制作物を作るため競合研究、サービス理解をして提案ができるように今鍛えているところです。
ー 前職と比べてフォースリーならではのデザイン業務の特色ってありますか?
僕らの業務の中心はアフィリエイト広告で、ブランディングだけの広告とは少し違うと思うので、その点を踏まえてこの会社でどういうデザインが求められているのかをお伺いしたいです。
桑原基本的には成果を多く出せるということが1番大事なので、一回納品して終わりではなく継続して修正、再作成があります。
その中で成果を増やすために、デザイナーから成果を増やすための仮説を立てて提案をします。
また、フォースリーとして様々な業界を開拓して新しいクライアントさんが入ってきているので多くのジャンルとの出会いがあり、ジャンルごとのいいデザインを発見できるところがすごく楽しいかなと。
N.F職種の面では、これまで見てきた求人ではデザインかコーディングどちらかと言われることが多くて、どちらも担当できる求人は多くなかったのでそこは結構嬉しいと思います。
ー なるほどですね!
桑原確かにデザイン・コーディングどちらもできることはフォースリーの制作チームの強みだね。ただ、デザインが得意だけど コーディングは得意じゃないっていう人も結構いて、これまでの面接ではデザインだけやりたいですって言って辞退される人もいました。
N.I先ほどのお話にあった通り、いろんなジャンルのサービスに携われるっていうのは私もすごく魅力的だなと思ってますね。
そのサービスにも個々の特徴なりデザインの面でも特徴があるので、クリエイティブに携わる際にその都度研究しています。
その結果、デザインの引き出しが増えていくことはすごく多いです。
ー ありがとうございます。
今度は逆に、フォースリーのデザイナーならではの大変さをお伺いしたいです。
平野他のデザイナーさんをあまり知らないので、大変さって言われるとちょっと答えに困るかもしれないですが、クライアントと直接話せないのでたまに意見の相違があったりしてなかなか進まないこともあるので、そこが少し大変かなと思うことがありました。これはリモートということも要因かも知れないので、宮崎オフィスならではの話かもしれないです。
ー そういう時は営業担当や、運用担当者と密に連携を取って進めていく感じですか?
平野そうですね。アカウントコンサルティング部の方達と話すこともありますし、もうどうしようもなくなったら、桑原さんを召喚させていただいてどうにかやってもらうというイメージです(笑)。
N.I私も同じかもしれないですね。フォースリーならではの大変さかどうかは分からないんですが、クライアントさん側の動きっていうのが分からなかったり、一旦、社内でOKをもらって出したものに対して後からちょこちょこ修正依頼が来たりだったりとか、そもそも結構違う依頼になっちゃったりとかっていうのはあったりしますね。そこはちょっと大変だなあと思いますけど、依頼をくださった方に対して、気になることだったりとか困る点があったら逐一質問や相談をするようにっていうのは大事にしなきゃなあと、その度に思いますね。
桑原まあ、クライアントさんと直接話せたら話せたで大変になる部分もあるから、あまり私はデザイナーがクライアントさんと直にコミュニケーションをとることはお勧めしていないんだけど。基本は代理店なり社内の担当者なりを挟んだ方が最終的にはスムーズにいくと思う。社内の担当者の中にはクライアント対応の経験を積んでて上手な人もいれば、新卒2年目とか3年目で初めて担当になって、まだまだ手探りっていう人もいるので進めやすさは一定ではないかもね。
ならではって言われると、そういう部分かなあ。
N.F納期が重なる依頼があったときはやっぱり大変ですね!ただ、コーポレート部門からもアカウントコンサルティング部からも依頼が来てたまたま納期がほぼ同時になった時なんかはそれ以外の社内案件の納期を調整させてくださったり、他のデザインチームの方と分担しましょうっていう形は出来ているので、日々大変ではあるんですが、結果的には解決できているかなと思いますね。
ー なるほど、良いチームワークが出来上がっているということですかね!
桑原そう願いたい(笑)。
ー 最後の質問です!今後制作チームとしてどんな事をしていきたいとか、個人としてどういう風になりたいとか、先々の目標や伺いたいです!
N.Iそうですね、私個人としての目標だと、まだまだちょっとデザイナーとして足りない知識なり技量なりっていうところがあって最近色々考えるところではあるので、ここは着実に伸ばしていかなければならないな、という風には思っています。具体的には、やはりコーディングがまだちょっと苦手な部分があります。その中で、どうしてもちょっと人より遅れを取った内容になってしまったりなどもしているので、そちらを着実に伸ばして少しでも対応できる範囲っていうのを業務面で広げていきたいな、っていう風に思っています。 また、デザイナーとしては、相談しやすいといいますか、「街角カウンセラー」的ポジションのデザイナーになりたいと思っています。「カウンセリング」ってちょっと敷居が高いイメージがあるんですけど、「街角」って付くと、コミュニケーションも取りやすいかなと。且つ、相談内容にも的確に答えられるっていうそんなポジションと言いますか、そんなデザイナーをフォースリーで目指したいなって思っているので、1つ1つの案件を大切に頑張っていきたいなって思っています。
ー 素敵な答えですね。では次は、N.Fさんお願いします。
N.Fもちろん個人的にも色々あるんですけど、チームでは、フォースリーの制作に任せたら何とかなるかな、というふうに思ってもらえるようになるといいなと思ってて。
クライアントさんからもそうですし、社内メンバーからもそうですね。
今は、桑原さんがそのポジションにいらっしゃると思うんですよ。何かあったら桑原さんに相談すれば大丈夫、みたいなことが社内に根付いてると思うんですけど、それをチーム全体に思ってもらえるように、実績も作っていけたらいいなと思ってて、それを為せるためにはどうすればいいか、というところを日々考えていきたいなと思っています。
ー では続いて、平野さんお願いします。
平野なんか、N.Fさんに全部言われちゃいました(笑)。
私もN.Fさんと同意見で、どこからでも気軽に「こういう依頼できますか」とか確認せずとも「これを作りたいんですけどお願いしていいですか」などのように、どこからも依頼をいただけるようなチームにはしていきたいなと思っています。また、宮崎制作チームと東京制作チームで一緒にやっているんですが、 宮崎制作チームが私だけなので、ゆくゆくは人を増やして、もうちょっと大人数で東京と宮崎で連携しながらより大きな制作チームを作っていけたらなって思っています。
ー ありがとうございます。では最後、桑原さんお願いします。
桑原そもそもの話をすると、いま制作チームが紐付いてるのって、データマネジメント室っていう部署なんですよ。で、データマネジメント室って何をするところかって言ったら、社内にあるデータを活用していきましょうっていう部署なので、そもそもで言うと私はそんなに今制作をやってちゃいけないはずなんです。そこはもう本当に、今は3人だけど、制作チームとしては3人に任せて、私はどんどん制作から手を引いていって、データマネジメント室を動かしていかなければならないので、本当に3人にはとっても踏ん張ってもらいたい(笑)。とはいえ、なかなかそんなすぐには上手くいかないと思うので、そういう意味でも、宮崎にももちろん新しいデザイナーが必要だと思うし、東京に1人ディレクターがいるとだいぶ私の手が空けられるんじゃないかなっていう気もしているので、そういった職種の方々に応募していただけるといいなと思っています。
ー ありがとうございました!
実験的な社内案件からクライアントワークまで手掛ける制作チームで一緒にお仕事してみたい!
という方は、是非エントリーお願いします。
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